プラスチック成形加工学会第34回秋季大会

特別セッション

今回の秋季大会では、以下の6セッションを開催します。特別セッションで発表を希望される方は、講演申込時に希望するセッションを選択してください。

特別セッションI
成形加工装置の高度化とプロセス革新
松本紘宜(九州工業大学),木村公一(日本製鋼所),亀田隆夫(三光合成),井上玲(TOYOイノベックス),小塚誠(日精樹脂工業)

混練,押出成形,射出成形をはじめとする成形加工プロセスにおいて,機械の高機能化・高付加価値化,制御技術,型技術,センシング技術の開発は,高品質かつ安定した成形加工を実現する上で不可欠です。近年では,リサイクル技術の進展や環境負荷低減に向けた省エネルギー化,プロセスの合理化に対する要求が高まっています。本セッションでは,成形現象の理解を目的とした学術研究から,実機を用いた応用・実用研究までを広く対象とし,成形加工装置の高度化とプロセス革新に関する議論の場として企画しました。多数のご講演のお申込みをお待ちしております。


特別セッションII
サーキュラーエコノミー実現に向けたゴム・エラストマー材料・プロセス開発の最前線
河原成元(長岡技術科学大学),山本祥正(東京工業高等専門学校),長谷朝博(産業技術総合研究所)

ゴム・エラストマーは,無機材料や金属材料には見られないゴム弾性や粘弾性といったユニークな性質を示します。そのため,モビリティをはじめ,産業機器,建設・インフラ,医療・ヘルスケア,日用品まで,幅広い産業分野の製品に利用されています。近年,ゴム・エラストマー分野において,マテリアルリサイクルのための脱硫による再生ゴム化,バイオマス原料の導入等,サーキュラーエコノミー実装に資する材料・プロセスの開発が盛んに行われています。本セッションでは,このような材料・プロセス開発において重要となる反応制御,構造解析,物性評価等に関して議論する場を提供します。多数のご講演の申し込みをお待ちしております。


特別セッションIII
持続可能な社会の実現に貢献する環境調和型高分子材料
榊原圭太(産業技術総合研究所),中山祐正(広島大学)

持続可能社会の実現に向けて,サステナブルな環境調和型高分子への期待はますます高まっています。本セッションでは,セルロースやナノセルロース,微生物産出ポリエステルなどの再生可能なバイオベース高分子およびそれらを活用した成形材料や複合材料,環境中の微生物によって分解される生分解性高分子,さらにはマテリアルリサイクルやケミカルリサイクルを考慮した分子設計や成形加工技術など,多様なアプローチを取り上げます。材料設計,界面制御,構造解析から加工プロセス,製品循環,LCA,データ駆動型材料開発まで一連の検討を通し,環境調和型高分子がもたらす新しい価値と応用可能性を総合的に議論する場を提供します。


特別セッションIV
成形加工における結晶化制御と構造・物性発現
山崎慎一(岡山大学),安田周平(マツダ),比江嶋祐介(金沢大学)

高分子材料の性能は,成形加工過程における結晶化挙動とそれに伴う構造形成に大きく依存します。近年,流動場・温度場・ひずみ速度場などの外場を活用した結晶化制御により,高度な機能発現が可能となっています。一方で,プロセス条件と結晶構造・物性の相関を定量的に理解することが非常に重要です。本セッションでは,成形加工における結晶化制御を軸に,射出・押出・延伸など各種プロセスにおける現象理解から,構造・物性相関,成形条件最適化,実用材料への展開,さらにはin-situ計測,シミュレーション,データ駆動型設計まで,産学双方からの幅広い研究発表を募集します。


特別セッションV
脱炭素と資源の海外依存低減に向けた複合材料
片桐一彰(広島大学),大谷章夫(京都工芸繊維大学),垰幸作(大阪産業技術研究所),渡邊宏臣(産業技術総合研究所)

近年,環境負荷の低減や循環型社会の実現に加え,国際情勢の緊迫化により,原材料価格の上昇やサプライチェーンの脆弱性を背景として,資源を有効に活用するための技術の重要性が急激に高まっています。複合材料においても,脱炭素化やリサイクル性の向上とともに,石油資源から脱却するためのプロセス技術が重要となっています。本セッションでは,再生資源及び国内由来材料の適用,それらに親和性の高い繊維強化樹脂,ナノコンポジット,ポリマーブレンドなどの複合材料や,成形技術,アロイ化技術,モルフォロジー制御などのプロセッシング技術について幅広く議論したいと思います。


特別セッションVI
素材と成形加工技術が結び合う,中国四国地域共創
田平公孝(広島県立総合技術研究所),甲加晃一(岡山県工業技術センター),村田拓哉(鳥取県産業技術センター),瀧石朋大(高知県立紙産業技術センター),鎌倉駿(徳島県立工業技術センター)

中国四国地域では化学コンビナートを起点とする化学工業や,自動車製造業,造船業などの重化学工業といった特徴があり,これらに関連した多彩なプラスチック成形加工があります。また,環境対応の観点から,木質資源等のバイオマスとの複合化,プラスチックのリサイクルも進んでいます。本セッションでは,これら地域の特徴を活かしたプラスチック成形加工技術に係わるご講演を中四国の企業・公設試の皆様を対象に幅広く募り,地域共創を軸とした交流を深めたいと考えております。是非とも多数のご講演の申し込みをお待ち致しております。