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[1LS07]【J】蛍光寿命イメージングの有用性:蛍光の分離、FRET、バイオセンサー、超解像顕微鏡STED

2026年3月10日(火) 12:10 〜 13:00
第7会場(第一看護学科棟 1階 102講義室)
司会:田中 晋太郎(ライカマイクロシステムズ株式会社)
共催:ライカマイクロシステムズ株式会社
細胞の生理機能を正しく理解するためには、細胞内小器官の微細構造(かたち)と、その場で進行する機能状態(はたらき)を同時に捉える観察技術が不可欠です。本セミナーでは、超解像顕微鏡 TCS SP8 STED と蛍光寿命イメージング FLIM(SP8 FALCON / STELLARIS) を軸に、ライブセルで「形」と「状態」を統合的に読み解く最新アプローチを紹介します。
講演では、多喜正泰先生(岐阜大学 iGCORE)にご登壇いただき、STEDにより回折限界を超える分解能でミトコンドリア内膜のクリステ構造を高精細に描出し、ストレス負荷に伴う微細形態の再構成を可視化した事例をご紹介いただきます。また、FLIMを用いて膜秩序性や脂質組成の局所変化といった輝度依存性の低い指標を抽出する方法、さらにこれらの観察を最大化するために開発された独自蛍光プローブについての解説や、脂肪滴を含む脂質ドメインの「状態」評価と形態情報の同時取得によって、構造—機能連関をライブで追跡する実践例をお話しいただきます。

ライカ マイクロシステムズからは、共焦点顕微鏡 STELLARIS に搭載された蛍光寿命イメージング(FLIM)をご紹介します。FLIMにより、自家蛍光の除去、より定量的なFRET測定、さらにカルシウムイオン濃度や膜張力などの測定が可能です。
加えて、超解像顕微鏡 STED と組み合わせた TauSTED Xtend により、従来のSTEDよりも低いレーザー出力で褪色を抑えつつ、最大30 nmの平面分解能での画像取得やライブイメージングを実現します。本セミナーでは、FLIMおよびTauSTED Xtendについて、実際のデータを交えながらご紹介いたします。

[1LS07-01]ライブセルで捉えるオルガネラの微細構造と脂質特性

*多喜 正泰 (岐阜大学 糖鎖生命コア研究所(iGCORE))
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[1LS07-02]蛍光寿命イメージング(FLIM)の有用性

*長利 卓 (ライカマイクロシステムズ株式会社)
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