セッション詳細
[1S08m]非神経性アセチルコリン産生システムの生理学的意味とその応用
2026年3月10日(火) 8:50 〜 10:40
第8会場(基礎新館 2階 211講義室)
オーガナイザー・座長:柿沼 由彦(日本医科大学)、井上 剛(長崎大学)
非神経性アセチルコリン産生システムとは、自律神経系における神経伝達物質とは異なり、非神経細胞自身が備えているアセチルコリン産生能と言える。その存在は、真核生物のみならず原核生物・植物においても確認されることから、進化の上でもより古くから存在しているものと考えられる。当初免疫担当細胞(マクロファージやT細胞等)で見出された本システムでは免疫応答を制御する役割が報告されて以来徐々にその概念が確立されてきた。しかし一方で、免疫担当細胞以外の細胞、気管上皮細胞や消化管上皮細胞、さらには循環器系に属する血管内皮細胞や心筋細胞においても、その後この存在が報告されてきている。その結果、これまで以上に多彩かつ複雑で、さらに基盤的な生理機能を有していることが報告され、我々の想像以上に基盤的なシステムであることが示唆されている。今回のシンポジウムでは、免疫系以外の臓器、すなわち生殖・消化器・腎臓・その他の臓器における本システムに焦点をあて、その生理機能、介入および病態への関与の可能性について、これまでの研究結果を踏まえて発表しディスカッションしたいと考えている。
[1S08m-04]糖代謝異常の臨床治療における非神経性心臓コリン作動性活性化の潜在的有効性
*倉林 睦1、岩下 和花1、降幡 薫1、降幡 睦夫1、柿沼 由彦2 (1. 高知大学 医学部 病理学講座、2. 日本医科大学 大学院医学研究科 生体統御科学分野)
