講演情報

[A-10-07]GitHub Actions におけるAWS EC2 self-hosted runner の 性能および運用料金評価

◎△村上 諒1、神野 敦哉2、田口 開智2、那須 渚2、小坂 隆浩2、小比賀 亮仁1 (1. 同志社大学、2. 同志社大学大学院)

キーワード:

Github Actions

近年,DevOps の普及に伴い,ソフトウェア開発では CI/CD の利用が一般化している.CI/CD は commit や pull request のたびに実行されるため,処理時間の増加は開発サイクルの遅延や運用料金の増加につながる.GitHub Actions で標準的に用いられる GitHub-hosted runner は計算資源が固定されており,高負荷な処理では十分な性能が得られない可能性がある.そこで本研究では,AWS EC2 self-hosted runner を用い,処理負荷に応じた instance type を選択することで,GitHub Actions における CI/CD の実行時間および運用料金を削減できるかを評価した.並列 CPU 処理を含む Docker build を対象に,GitHub-hosted runner と,東京リージョンの m7i.xlarge,c7i.xlarge,m7i.2xlarge,c7i.2xlarge を比較した.その結果,EC2 self-hosted runner はすべての条件で GitHub-hosted runner より短い build 時間と低い運用料金を示した.特に 2xlarge 系 instance では build 時間が約 75%短縮され,最小料金は c7i.xlarge,最短時間は c7i.2xlarge で得られた.以上より,処理内容と重視する指標に応じて EC2 instance を選択することで,CI/CD の高速化と運用料金削減を両立できる可能性を示した.