講演情報

[A-11-04]画像認識技術の活用と表情に基づくリラックス状態の評価

◎酒井 奈央1、星野 磨寿1、馬場 隆寛1 (1. 久留米工業大学)

キーワード:

画像認識、表情認識、心理状態推定、リラックス評価、機械学習

近年,ストレスや精神的負荷の増大が社会的課題となっており,利用者の心理状態を推定する技術への関心が高まっている.本研究では,画像認識技術を用いて顔表情からリラックス状態を評価する手法について検討した.18~23歳の男女10名を対象に,無音環境および9種類の異なるジャンルの楽曲を聴取しながらタイピング作業を行う実験を実施した.各試行終了後に心理状態アンケートを実施し,回答結果に基づいて取得した顔画像に「リラックス」「ニュートラル」「ストレス」のラベルを付与した.収集した顔画像100枚のうち80枚を学習用,20枚を評価用として画像認識モデルを構築し,ニュートラルを除いた評価データで分類性能を検証した.その結果,全体の分類精度は81%,リラックス状態の分類精度は85%,ストレス状態の分類精度は50%であった.以上より,顔表情から心理状態を推定できる可能性が示された.今後はデータ数の増加や学習手法の改良により,さらなる推定精度の向上を目指す.