講演情報

[A-12-09]クラウドソーシングにおけるタスク特性の違いがAI支援効果に与える影響の検証

◎△長岡 美甫1、能勢山 凌大2、馬場 元岐2、小比賀 亮仁1、小板 隆浩2 (1. 同志社大、2. 同志社大学大学院)

キーワード:

クラウドソーシング

少子高齢化に伴う労働人口の減少や働き方の多様化を背景として、時間や場所に制約されず多様な人材を活用できるクラウドソーシングへの関心が高まっている。しかし、クラウドソーシングは参入障壁が低いため、経験や技能が異なるワーカーが混在しやすい。加えて、短期契約を中心とする雇用形態のため、継続的な教育によって成果物の品質を安定させることは容易ではない。このため、ワーカーの能力差にかかわらず一定の品質を確保する支援手法が求められている。近年は、AI技術を活用したワーカー支援が注目されているが、その有効性は常に一貫しているわけではなく、効果を左右するタスク特性は十分に明らかになっていない。そこで本研究では、タスク遂行時に求められる思考・判断の過程である認知活動に着目し、Bloomの認知領域分類における高次の認知活動を対象として、AI支援の効果を検証した。商品レビューを題材に、高次の認知活動とAI支援の有無による二要因被験者間実験を実施し、AI支援条件では、思考フレームワークと具体例を提示した。結果、AI支援の効果は認知活動の種類によって異なることが示され、タスク特性に適合した支援を設計することの重要性が示唆された。