講演情報
[A-14-05]胃X線像における胃小区陰影抽出の改善と胃萎縮評価
◎井上 学1、阿部 孝司2、南 昌秀3、ロイ デバブラタ4 (1. 近畿大学大学院、2. 近畿大、3. 東京大、4. インド工科技術大)
キーワード:
医用画像処理、胃X線像、胃粘膜表面、胃小区、コンピュータ診断支援
胃がんの集団検診における医師への診断支援を目的として,胃X線像に出現する胃小区陰影に着目した胃萎縮度評価用の特徴量が報告されている.既存手法では胃小区陰影の出現割合を特徴量としたが,バリウムの付着不均一による局所的な黒い領域を誤抽出する問題があった.そこで本研究では,付着不均一による誤抽出領域を除去することを検討し,それに伴い改善される胃萎縮度合いの定量評価の精度を確認した.提案手法では,胃小区の候補領域とそれ以外の領域の画素値を比較し,所定の条件を満たす暗部領域をバリウムの付着不均一領域として除去した.医師の診断付き胃X線像157枚を用いた実験の結果,提案した条件設定が誤抽出抑制に有効であり,萎縮の進行に伴う胃小区陰影の出現パターンをより適切に反映する特徴量を算出できることを確認した.
