講演情報
[A-14-06]親知らず抜歯のリスク評価に向けた下顎管セグメンテーション
◎田部 悠樹1、山﨑 達也1 (1. 新潟大学)
キーワード:
下顎管、セグメンテーション、深層学習、nnU-Net
親知らずの抜歯には,下歯槽神経の損傷リスクが伴う.下歯槽神経は,親知らずの歯根に隣接する下顎管の中を走行し,親知らずと下顎管の位置関係によっては,親知らず抜歯時の下歯槽神経損傷による麻痺のリスクが増加する.歯科医師はCT(Computed Tomography)画像を用いて事前リスク評価を行うが,歯科医師個人の経験による診断結果の差異や,スライス画像確認の時間的負担といった課題がある.そのため,事前リスク評価を行うシステムの開発が求められている.
本研究では,同システムにおける処理の第一段階として,深層学習フレームワークであるnnU-Netを用いて,三次元下顎CBCT(Cone Beam Computed Tomography)画像に対して下顎管のセグメンテーションを行う.nnU-Netの学習設定としては,3D fullresを用いており,これは元画像の解像度を保ったまま,三次元の畳み込み演算による特徴抽出を行う設定である.学習モデルの精度評価として,出力画像による定性評価と,評価指標による定量評価を行った.定性評価では,出力画像をオープンソフトウェアである3D Slicerを用いて三次元で可視化し,正解画像と重ねて表示した.比較すると,概ね合致していることが確認できた.定量評価では,Precision,Recallに加え,正解と予測の一致領域を評価するDiceやIoU(Intersection over Union),境界ずれの少なさを評価するHD95(95th Hausdorff Distance)を算出し,それぞれで0.977,0.892,0.932,0.873,0.241(mm)の高精度を記録した.
本研究では,同システムにおける処理の第一段階として,深層学習フレームワークであるnnU-Netを用いて,三次元下顎CBCT(Cone Beam Computed Tomography)画像に対して下顎管のセグメンテーションを行う.nnU-Netの学習設定としては,3D fullresを用いており,これは元画像の解像度を保ったまま,三次元の畳み込み演算による特徴抽出を行う設定である.学習モデルの精度評価として,出力画像による定性評価と,評価指標による定量評価を行った.定性評価では,出力画像をオープンソフトウェアである3D Slicerを用いて三次元で可視化し,正解画像と重ねて表示した.比較すると,概ね合致していることが確認できた.定量評価では,Precision,Recallに加え,正解と予測の一致領域を評価するDiceやIoU(Intersection over Union),境界ずれの少なさを評価するHD95(95th Hausdorff Distance)を算出し,それぞれで0.977,0.892,0.932,0.873,0.241(mm)の高精度を記録した.
