講演情報

[A-14-14]難聴児童向け発話訓練ゲームの開発

〇丹治 遥1、早坂 昇1 (1. 大阪電気通信大学大学院工学研究科)

キーワード:

発話訓練、難聴児童、ゲーミフィケーション

難聴者の発話訓練には言語聴覚士の指導が不可欠であるが,有資格者数の不足により十分な訓練機会が提供されていない.本研究では,難聴児童が自宅で継続的に訓練できるモバイルアプリケーションを開発した.
提案システムは,母音の音色と音高の安定性,声量調節・発話タイミングの4要素を訓練するため,3種類のゲームを実装する.風船ゲームではF1/F2周波数を視覚的にフィードバックして音色の安定性を訓練し,宇宙船ゲームでは基本周波数(F0)の維持を目標として音高の安定性を向上させ,ジャンプゲームでは声量の大小や発話タイミングに応じたキャラクターの操作を通じて総合的な発話制御を訓練する.
さらに,練習内容や継続状況に応じて成長するアバター機能を実装し,児童のモチベーション維持を図った.今後,難聴児童および言語聴覚士を対象とした評価実験を実施し,訓練効果とユーザビリティを検証する予定である.