講演情報
[A-18-03]地下工事現場の熱中症予知に向けた心拍収集方法の検討
◎△須賀 翔一1、田中 康一郎1 (1. 九州産業大学)
キーワード:
ウェアラブルデバイス
下水道工事現場等の閉鎖的な地下空間における熱中症対策では、管理者が作業者の健康状態をリアルタイムに遠隔監視する仕組みが強く求められている。しかし、従来の対策端末は通信機能を持たず手元の警告に留まる点が課題であった。本研究では、特定端末に依存しない実用的な熱中症予知システムの確立を目指し、現場への導入が想定される複数タイプのウェアラブル機器を用いたリアルタイム心拍データ取得システムを構築した。
デバイス選定にあたっては装着方式の多様性を考慮し、公式SDKが提供されリアルタイム送信が可能なスマートウォッチ(Pixel Watch 4)およびチェストベルト(Polar H10)を選定して30秒周期で外部サーバへ自動送信する独自のデータ収集アプリをそれぞれ開発した。また、自作アプリを介さない標準的なデバイスとの計測値の比較検証を行うため、市場に広く普及しているリストバンド型機器(Fitbit Air)を加え、公式クラウドからの事後抽出データとの対比評価を行った。
実際の下水道管工事現場において、同一被験者に3デバイスを同時装着する実証実験を実施した。下水道入口から600m進入した奥地から入口まで管内を歩行移動した際の心拍数推移を評価した結果、計測されたすべてのデータは正常範囲内で推移し、各デバイス間でほぼ同様の挙動を確認した。自作アプリによる計測値は事後抽出したFitbit Airのデータと近い推移を示し、独自の送信処理が計測精度を損なっていないことが実証された。さらに、地下空間という特殊な通信環境下においても30秒周期のリアルタイムデータ送信が途切れることなく正常に完了し、システムの高い通信安定性と実用性が示された。今後は画面のないバンド型やスマートリング型等への拡張を進め、作業を妨げない熱中症予知システムの確立を目指す。
デバイス選定にあたっては装着方式の多様性を考慮し、公式SDKが提供されリアルタイム送信が可能なスマートウォッチ(Pixel Watch 4)およびチェストベルト(Polar H10)を選定して30秒周期で外部サーバへ自動送信する独自のデータ収集アプリをそれぞれ開発した。また、自作アプリを介さない標準的なデバイスとの計測値の比較検証を行うため、市場に広く普及しているリストバンド型機器(Fitbit Air)を加え、公式クラウドからの事後抽出データとの対比評価を行った。
実際の下水道管工事現場において、同一被験者に3デバイスを同時装着する実証実験を実施した。下水道入口から600m進入した奥地から入口まで管内を歩行移動した際の心拍数推移を評価した結果、計測されたすべてのデータは正常範囲内で推移し、各デバイス間でほぼ同様の挙動を確認した。自作アプリによる計測値は事後抽出したFitbit Airのデータと近い推移を示し、独自の送信処理が計測精度を損なっていないことが実証された。さらに、地下空間という特殊な通信環境下においても30秒周期のリアルタイムデータ送信が途切れることなく正常に完了し、システムの高い通信安定性と実用性が示された。今後は画面のないバンド型やスマートリング型等への拡張を進め、作業を妨げない熱中症予知システムの確立を目指す。
