講演情報
[A-2-03]電力効率に優れたシングルキャリア伝送に向けたAPSKコンステレーションの体系的設計手法
〇栗原 英人1、落合 秀樹1 (1. 大阪大学)
キーワード:
コンステレーションシェイピング、振幅位相偏移変調、ピーク対平均電力比、ビットインターリーブ符号化変調
次世代の無線通信システムでは,高い周波数効率による大容量化に加え,送信機の低消費電力化が求められる.大容量化に向けては変調次数の拡大に併せて,変調信号点の配置を最適化する幾何学シェイピングの実用化が進められており,実際にATSC 3.0 では,非一様コンステレーション(NUC)を用いて,従来の一様な直交振幅変調(QAM)より優れた情報レートを実現している.一方,NUC の実用上の課題は,一様なQAM と比較して高いピーク対平均電力比(PAPR)を持つことであり,これは送信機の増幅器電力効率を大幅に低下させる.そこで本稿では,振幅位相偏移(APSK)変調に着目し,電力分布を単一のパラメータにより制御可能な体系的設計手法を新たに提案する.計算機シミュレーションでは,このパラメータを任意のPAPR 制約下で最適化することで,提案APSK を用いたシングルキャリアシステムがビット誤り率(BER)特性とPAPR 特性間の優れたトレードオフを達成することを示す.
