講演情報
[A-6-05]C素子方式低温起動型ハードウェアトロイの隠蔽性向上に向けたインバータ電流制限によるピーク電力低減
◎樋口 舞子1、高山 創1、新谷 道広1 (1. 京都工芸繊維大学)
キーワード:
ハードウェアセキュリティ、ハードウェアトロイ、極低温CMOS
集積回路のハードウェアセキュリティを脅かす要因の1つに,特定条件下で悪意ある動作を行うハードウェアトロイ(HT)がある.近年,量子コンピュータ制御などの低温CMOS回路の応用が進む一方,CMOSの温度依存特性を悪用し,低温環境でのみ活性化するハードウェアトロイ(Cryo-HT)が新たな脅威として報告されている.既存のCryo-HTは,低温時に内部ノードの電位遷移が遅くなる性質を利用して動作するが,電力消費がHT活性化時の電力サイドチャネル特徴となり得るため,その隠蔽性に課題がある.本稿では,Cryo-HTで使用されているC素子出力直後の初段インバータを電流制限型に変更し,C素子方式の低消費電力性を維持しながらピーク電力を低減する.
