講演情報
[A-8-02]高周波帯域を利用した低負担40 Hz聴覚刺激によるASSR誘導の可能性
◎瀬戸 健介1、川勝 真喜1 (1. 東京電機大)
キーワード:
40Hz、アルツハイマー病
本研究は,聴取時の負担を抑えた40 Hz聴覚刺激によりASSRを誘導できる可能性を検討したものである. 刺激音には20–30 kHz帯域ノイズを40 Hz正弦波で振幅変調した音を用いた. 刺激音の解析では,主成分が20–30 kHz帯域に分布し,包絡に40 Hz付近の明瞭なピークが確認された. 健常成人2名の脳波をMATLABで解析し,刺激区間と休息区間を3秒エポックに分割して複素フーリエスペクトル平均による振幅スペクトルを算出した. その結果,被験者AではFzを中心に刺激区間で40 Hz付近の振幅ピークが認められ,ASSR様応答が生じた可能性が示された. 一方,被験者Bでは明瞭な応答は認められなかった. 今後は被験者数,覚醒度,刺激条件,可聴域成分,聴取負担,電極間差を統制した検討が必要である.
