講演情報

[B-10A_B-13-09]ハイパワー伝送時におけるMCF曲げ部の温度変化

〇深津 璃香1、黒河 賢二2、大本 航平1、植松 卓威1、半澤 信智1、松井 隆1、中島 和秀1 (1. NTT株式会社、2. 北見工業大学)

キーワード:

ハイパワー、曲げ部、マルチコアファイバ

本研究では,マルチコアファイバ(MCF)におけるハイパワー伝送時の曲げ部での温度上昇特性を評価した.MCFは大容量化が可能である一方,曲げ損失に伴う漏洩光により被覆の発熱や損傷が懸念される.本実験では波長1.55μm,最大4Wの光を4コアMCFおよびSMFに入力し,曲げ損失を制御しながらサーモグラフィにより温度上昇を測定した.その結果,温度上昇は漏洩光パワーに対してほぼ線形に増加することを確認した.またMCFはSMFと比較して温度上昇が小さく,これは各コアからの漏洩光による発熱位置が分散するためと考えられる.以上より,MCFの曲げ部温度上昇は漏洩光パワーに依存しつつ構造的特徴により低減される可能性が示された.今後はコア数やコア配置の影響について検討を進める.