講演情報

[B-11-13]端末・基地局間距離に依存するゼロセル面積分布を用いたグラントベースアクセス方式の性能解析

◎宮森 祐輔1、陳 冠舟2、塩田 茂雄2 (1. 千葉大 大学院融合理工学府、2. 千葉大 大学院情報・データサイエンス学府)

キーワード:

グラントベースアクセス、ボロノイ分割、ポアソン点過程、ゼロセル面積分布

mMTCでは、多数のデバイスが少量のデータを送信するため、効率的なアクセス制御が不可欠である。本稿では、各基地局が自セル内の最大1台のアクティブデバイスにのみ送信許可を与えることでセル内衝突を回避する、単一リソース上のグラントベースアクセス方式の送信成功確率を解析する。この送信成功確率を厳密に評価するには、デバイスが基地局から送信許可を得る送信許可確率と、他セルで信号を送信する端末からの干渉の影響の両方を考慮する必要がある。空間上にランダムに配置されたデバイスは、統計的に面積の大きいセルに属する傾向がある。そのため、送信許可確率の正確な導出にはこの性質を反映し、かつ端末・基地局間距離に依存するゼロセル面積分布を用いる必要がある。本稿では、端末・基地局間距離で条件付けられたゼロセル面積をガンマ分布を用いて近似することにより、条件付き送信許可確率を定式化した。さらに、条件付きSIR被覆確率を求め、最終的な送信成功確率の近似式を導出した。シミュレーション結果により、提案する近似式の妥当性を確認し、グラントベースアクセス方式の基本性能を明らかにする。