講演情報
[B-14-08]大規模通信設備における設定機能の階層配置に関する一考察
〇片山 貴文1、松田 隆男1 (1. 株式会社NTTフィールドテクノ)
キーワード:
通信キャリア、通信装置、コンフィグレーション、設定、Ansible、オンプレミス、クラウド
通信キャリアは広域に数万台規模の通信装置を配置・運用しており,設定作業には高い正確性と限られた時間内での迅速性が求められる.筆者らは構成管理技術Ansibleを用いた設定作業の自動化を進めており,前報では制御機構であるAWXと実行機能であるACN(Ansible Control Node)の配置をオンプレミスとクラウドで比較し,それぞれの適用シーンを整理した.しかし,全通信局舎へのACN分散配置はライセンスや保守コストが増大し,一方でクラウド等への集中配置では多数装置への同時設定時にネットワーク帯域や計算資源がボトルネックとなる課題がある.本稿ではこれらのトレードオフを解消するため,基幹局舎にACNを配置する階層配置アーキテクチャに着目する.中央集約型,全局舎分散型,基幹局舎配置型の3方式についてコストと設定時間の観点から定量評価を行った結果,提案方式は分散型と比較してコストを大幅に削減しつつ,設定時間の増加を抑制できることを示した.以上より,本方式がキャリアスケールにおける構成管理の効率化に有効であることを明らかにした.
