講演情報

[B-15-15]無線ドメインAIエージェントのハルシネーション抑制法の検討

◎蕪木 碧仁1、山崎 敬広1、高橋 馨子1、山田 貴之1 (1. NTT株式会社)

キーワード:

無線通信システム、AIエージェント、ハルシネーション

大規模言語モデル(LLM)にツール(任意のアプリケーションの実行環境)を与えることで,様々なタスクを実行可能なAIエージェントが登場し,発展してきた.無線通信分野においては,自律的な無線ネットワーク管理を実現するための重要な技術として,AIエージェントが注目を集めている.しかし,LLMがベースとなるAIエージェントは原理的にハルシネーションを引き起こす可能性があり,特に数値処理において発生しやすく,無線ネットワーク管理においては課題となっている.そこで本研究では,AIエージェントが出力する数値の生成ルートを有向グラフとして記録する.そして,あらかじめ用意されたツールに由来せずに出力された数値(LLM自体で推論を行った数値等)はハルシネーションの可能性が高いと判定し,AIエージェントに再生成を指示する.本提案手法は,無線ドメインのベンチマークにおいて,一般的な自己批判による出力品質改善法と比較して,LLMの呼び出し回数を抑えつつベンチマークスコアが改善することを示す.