講演情報

[B-15-18]見通し制限のある環境におけるWi-Fi HaLow通信性能評価

△栗林 悠宇1、石窪 公哉1、吉本 直人1 (1. 公立千歳科学技術大学)

キーワード:

IEEE802.11ah、Wi-Fi HaLow、無線通信、遠隔監視

近年、自然環境やインフラの遠隔監視においてIEEE 802.11ah(Wi-Fi HaLow)の活用が期待されているが、水面反射や樹木遮蔽を伴う複雑な地形における伝搬特性は十分に明らかではない。そこで本研究では、支笏湖周辺の水面と樹木が混在する最大600mの湖畔環境において、通信品質の評価実験を行った。 実験では920MHz帯を利用し、チャネル帯域幅4MHz、送信出力20mW、Duty比10%の条件下で、アクセスポイントと端末局間の距離を変化させながらスループット等を測定した。結果として、見通し(LOS)環境である400mから600m地点では、パスロス指数の理論値に近い推移を示し、上限である約1030Kbpsで安定した通信が確認された。また、樹木等の遮蔽を伴う(NLOS)環境の100mから300m地点においても一定以上の帯域が維持され、画像や映像伝送への適用可能性が示唆された。さらに、マルチパスの影響は極めて小さく、直接波が通信に支配的であることも示された