講演情報
[B-15-38]冷蔵・冷凍トラック内における温度・湿度とCO2 濃度の変動解析
◎△李 佶鎬1、岡野 望生1、田中 康一郎1 (1. 九州産業大学)
キーワード:
CO2、IoT
近年,食品流通においてコールドチェーンの重要性が高まっており,輸送中の温度や湿度などの環境変化を把握することが重要である.また,冷蔵・冷凍トラック内のCO2濃度を測定することで,庫内の換気状態や密閉状態,積載物の状態変化を推定できる可能性がある.本研究では,冷蔵・冷凍トラック内に環境センサを設置し,温度,湿度およびCO2濃度を連続的に測定することで,輸送中の庫内環境の変化を評価した.測定には,本研究室で開発したpCO2センサを用い,測定機器本体をケース内に収納し,吸湿材を同封することで結露対策を行った.一方,庫内空気を直接測定するため,センサ部はケース外部に配置した.実際に生鮮食品を輸送する冷蔵・冷凍トラック内で測定を行った結果,温度が0℃を下回る低温環境においても,測定値の取得および自製サーバへのデータ送信が継続して行われることを確認した.また,測定期間中,温度,湿度およびCO2濃度はいずれも一定ではなく,時間的に変動することが確認された.今後は,荷物の積載状態が通信安定性に与える影響を評価し,実際の輸送環境における測定機器の有効性を検討する.
