講演情報

[B-16-03]10Base-T1S PLCAネットワークにおけるクレジット凍結型CBS方策の遅延解析に関する一検討

◎野中 泰喜1、ハンネー アウン1、山崎 康広2、大崎 博之1 (1. 関西学院大学、2. 中京大学)

キーワード:

10Base-T1S、PLCA、車載ネットワーク、ネットワークカルキュラス

自動運転の普及に伴い、車載イーサネット規格10Base-T1Sの導入が進んでいる。同規格はPLCA機構により物理層の衝突を回避するが、要求遅延の異なる複数クラスのトラヒックが混在するため、IEEE 802.1Qavのクレジットベースシェーパ(CBS)による帯域保証とバースト平滑化が求められる。しかし、従来のCBS解析は全二重リンクを前提としており、送信機会が巡回するPLCA網における動作や遅延特性は十分に明らかになっていない。本稿では、自ノードの送信機会外および上位優先トラヒックの送信中にAVBクラスのクレジットを凍結する「クレジット凍結型CBS方策」を対象とし、ネットワークカリキュラスを用いた最悪遅延上界の導出手法を提案する。さらに、離散事象シミュレーションとの比較評価により、導出した遅延上界がシミュレーション値を安全側に上回り、設計初期段階の保守的な評価に有用であることを示す。