講演情報
[B-17-14]ミリ波帯WBANのための画像解析を用いた
動的環境におけるアンテナ間距離違いの胴体遮蔽の測定
◎鈴木 謙信1、秋元 浩平1、戸花 照雄1、末松 憲治2 (1. 秋田県立大学、2. 東北大学)
キーワード:
WBAN、ミリ波、人体遮蔽、60 GHz、動的環境
Wireless body area network (WBAN) において課題となるWBAN間干渉に対し,ミリ波帯を適用することで静的な人体のブロッキング減衰により,干渉を抑制できる.動的環境の人体ブロッキング特性は電波伝搬特性が人の動きに大きく依存するため重要であるが,動的環境での検証は十分に行われていない.そこで,本研究では動的環境での人体ブロッキング減衰を実測から明らかにする.今回は,人体の中で減衰の大きい胴体と腕による減衰を加味するため腰の高さでの測定を行う.また,伝搬距離の違いによる人体遮蔽特性を確認するためアンテナ間距離を1 m, 2 m, 3 mとし測定を行う.ホーンアンテナを使用し,60 GHzで測定を行った.また,垂直偏波・水平偏波で測定を行った.アンテナの高さを腰の高さの0.94 mに設定した.Tx/Rx間をxの方向に腰にマーカーを付けた状態で歩き,その様子をカメラにより撮影する.動画を画像解析することによりマーカーの位置を検出する.検出したマーカーの位置と受信電力を対応付けてグラフに示す.測定結果から胴体と腕による減衰を確認することができる.結果より,アンテナ間距離が近づくにつれ最大減衰量が大きくなった.これは,距離が近づくにつれアンテナから見て人体が大きく見え,遮蔽量が増えることでより回折が起こりにくくなり減衰が大きくなるためである.これにより,画像解析を用いることで腰の高さにおけるアンテナ間距離違いの胴体遮蔽の特性について実測により明らかにした.
