講演情報
[B-18-06]Sub-THz帯エアリービームによる10 m / 480 Gbps伝送の実証
〇八木 康徳1、鈴置 皓介1、李 斗煥1、増野 淳1 (1. NTT)
キーワード:
エアリービーム、サブテラヘルツ帯、誘電体レンズ
近年,Sub-THz帯等の高周波数帯の利用拡大に伴い,波長に対して大口径なアンテナを用いた近傍界でのビーム制御技術が検討されている.我々は,放物線状の伝搬軌道と非対称なサイドローブ分布を有するエアリービームに着目し,複数のビームを用いて干渉を回避する伝送を30cmで実証してきた.より長い距離でエアリービーム伝送を実現するにはレンズの大型化が必要となるが,この際レンズの位相勾配が急峻になるという課題がある.レンズの位相勾配の変化がレンズ加工の分解能限界を超えると,実際に生成される位相分布に不整合が生じ,理想的な3次位相からの乖離を引き起こすことで,所望のビーム形成が困難となる.そこで,レンズ周辺部の位相勾配を選択的に抑制する重み関数を導入することで,位相不整合を低減し,直径30cmレンズを用いて2.5mでのエアリービーム伝搬を実証した.本検討では,エアリービームによる長距離伝送に向けたステップとして10mでの広帯域伝送を実現するため,レンズを設計・試作し,4ビーム多重による480 Gbps伝送を実現したため報告する.
