講演情報

[B-18-08]周波数共用を行うマルチバンドシステムにおける
非線形歪雑音キャンセラを用いた受信特性改善手法の検討

◎谷口 奏仁1、冨里 繁1、上原 一浩1 (1. 岡山大学)

キーワード:

非線形歪雑音キャンセラ、マルチバンドシステム

周波数共用を行うマルチバンドシステムの帯域使用率を向上するため,与干渉システムの帯域幅制御と被干渉システムにおける非線形歪雑音キャンセラの適用が検討されている.従来研究では,被干渉システムのみマルチバンドとしたモデルを想定したが,本研究では,与干渉システムと被干渉システムの両方がマルチバンドを使用することを想定し,被干渉システムの受信機に非線形歪雑音キャンセラを備えた場合の受信特性改善効果と与干渉システムにおける帯域使用率向上効果を評価する.評価結果から, 非線形歪雑音キャンセラの繰り返し処理回数を5回とした場合,与干渉システムの帯域使用率を100%と拡大した場合でも,BER = 10-3における所要CNRの劣化を1.0dBに抑えられることが分かった.このことから,従来研究に比べてより多くの帯域を各システムが同時に使用する場合でも,被干渉システムの受信特性を改善し,与干渉システムの帯域使用率を向上できることを明らかにした.