講演情報

[B-19-23]ウェアラブル生体センサを用いたカフレス血圧推定に向けた臥位安静時の脈波変動要因の解析

◎荒井 太一1、都甲 浩芳1 (1. 東京都市大学)

キーワード:

脈波

高血圧が主な原因となる脳血管疾患のリスク管理において、カフ(腕帯)を用いない脈波到達時間(PAT: Pulse Arrival Time)に基づく連続的な血圧推定技術が注目されている。血圧推定のための個人ごとの係数算出において、従来は運動負荷を伴う手法が主流であったが、患者や高齢者への安全面から、安静状態を利用した安全な手法が求められている。しかし、血圧が一定に保たれていても、PATには血圧変動とは無関係な生理学的なゆらぎが混入し、推定精度を低下させる課題が存在する[1]。本研究では、長時間の臥位安静時における心拍間隔(RRI)と脈波間隔(PPI)の推移を複数部位で比較・解析することで、この生理学的ゆらぎの発生メカニズムを特定し、血圧推定に不可欠となる最適なPATの算出条件を提案する。