講演情報

[B-1A-22]動的環境におけるイメージング法を用いた高速な電波伝搬解析

〇新納 和樹1、中西 孝行1、西本 研悟1、田中 泰1、山口 聡1 (1. 三菱電機)

キーワード:

電波伝搬解析、レイトレーシング、動的環境

本稿では多数の送信点、受信点、遮蔽物が複雑に移動する環境下において電波伝搬を高速に計算する方法を提案する。
電波伝搬の解析手法の一つであるレイトレーシング法は高周波近似解法の一種であり、電波を光線に見立て、設定した送信点から受信点へのパスを探索し、受信点での電場や電力を計算する手法であり、主に電波伝搬解析とコンピュータシミュレーションの分野で広く研究されてきた。
コンピュータグラフィックスと電波伝搬解析のどちらの分野においてもリアルタイム性を指向した高速な解析方法が研究されてきたが,多数の移動体が存在する環境下の電波伝搬をリアルタイムに計算する方法は筆者の知る限り未だ提案されていない.
そこで本稿では離散時間ステップにおいて,1ステップ前に計算された伝搬経路を元に次のステップの伝搬経路を高速に計算する方法を用いることで,
複数の移動体が存在する環境下での電波伝搬の高速解析手法を提案する.
また提案する数値解法を移動体が存在する工場を模擬したモデルに適用し,提案法の妥当性検証を行う.