講演情報

[B-1B-33]二層の膜面からなる大型平面アレーアンテナの設計・開発

〇折居 遼平1、高瀬 実2、小野 弘幸1、福永 桃子1 (1. コスモブルーム、2. スタッフ)

キーワード:

膜面アンテナ、伝送線路、マイクロストリップアンテナ、円偏波

柔軟な梁および膜面から構成されるゴッサマー構造は収納性と軽量性に優れ,宇宙空間に大型の構造物を構築するうえで,輸送コストにおける優位性が非常に高い構造様式である.近年では,このようなゴッサマー構造を大型アンテナに適用することが試みられており,筆者らはその中でも100 kg級の人工衛星に搭載可能な大型平面アンテナへの適用を目指して研究・開発を進めているところである.従来の平面アンテナについては剛なパネル上にマイクロストリップアンテナを実装し,軌道上で展開する方式が一般的であるが,この方式は収納性と軽量性に限界があり,100 kg級の人工衛星への適用には必ずしも適さない.筆者らは二層の膜面を平行に展開し膜面間の空間を誘電体として利用するとともに,膜面上に実装したアンテナ素子を電気的に小型化することで,軽量かつ高い収納性を有する展開アンテナを実現する方式を検討している.本稿では二層の膜面からなる100 kg級の人工衛星に搭載可能な大型平面アンテナの設計・開発進捗について報告する