講演情報

[B-1B-39]28 GHz帯における小型バトラーマトリクス構造の検討

◎沖村 龍憲1、村上 靖宜1 (1. 電気通信大学)

キーワード:

バトラーマトリクス、5G、マイクロストリップ線路

28 GHz帯では伝搬損失が大きいため,アンテナの高利得化やビームフォーミングが重要となる.本研究では,28 GHz帯において電力合成器として動作する小型バトラーマトリクス構造を検討した.従来の4×4バトラーマトリクスでは,3 dBハイブリッドカプラ,クロスオーバ,位相シフタを用いて所定の位相差をもつ4出力を得る.一方,本研究では4つのportから所定の位相差で信号を入力し,1つのportへ電力を合成する構成とすることで,最後段のクロスオーバを省略した.その結果,回路長を24.7 mmから17.6 mmへ短縮し,約29 %の小型化を実現した.さらに,28 GHz付近におけるSパラメータおよび合成動作を解析した結果,1つの出力portに電力を集中でき,合成出力port以外への不要な出力を十分に抑制できることを確認した.