講演情報
[B-3-09]D2Cアップリンクにおける衛星仰角依存遅延スプレッドの影響評価
◎松山 智洋1、池田 翔幾1、山本 篤1、髙橋 雄太1、加納 寿美1 (1. (株)NTTドコモ)
キーワード:
D2C通信、非地上ネットワーク、アップリンク、マルチパス伝搬、遅延スプレッド、衛星仰角、CP-OFDM、DFT-s-OFDM
本稿は,Direct-to-Cell(D2C)通信におけるアップリンク(UL)に着目し,マルチパス性がスループット向上に寄与し得る条件を明らかにすることを目的とする.D2Cにおけるサービスリンクは、LoS支配性かつ低マルチパス性を有する伝搬環境を特徴とする.とりわけ、衛星仰角に相関してマルチパス性を示す遅延スプレッドの性質が変化する.本研究では,NRのUL方式であるDFT-s-OFDMおよびCP-OFDMを対象に,NTN-TDLチャネルモデルおよび密集都市環境を想定したリンクレベルシミュレーションを実施した.同評価により,遅延スプレッドが相対的に増大する条件下ではCP-OFDMがDFT-s-OFDMと同等以上のスループットを示し,とりわけLoS支配環境において最大約18%のマルチパス性による利得を確認した.以上より,D2C SLのUL通信において,CP-OFDMかつLoSチャネルの条件下で,マルチパスを活用したスループット改善を図れる可能性が示唆された.
