講演情報
[B-4-11]高周波パルス電磁界ばく露による聴覚作用の知覚閾値比較
◎稲森 章太郎1、大久保 寛1、ハディ 平和1、上條 敏生1、羽田 亜紀1、多氣 昌生1、畑 純一1、上田 麻理2、草野 翼1、寺尾 安生3、岡本 真由美3、鈴木 敬久1 (1. 東京都立大、2. 神奈川工科大、3. 杏林大)
キーワード:
高周波パルス電磁界、電磁界ばく露、聴覚的作用
近年,情報通信技術の発展に伴い,高周波電磁界へのばく露機会が増加している.高周波電磁界の生体影響は熱作用が支配的とされ,比吸収率(SAR)に基づく電波防護指針が定められている.一方,パルス性高周波電磁界ばく露では,マイクロ波聴覚効果(Microwave Auditory Effect:MAE)と呼ばれる聴覚作用が知られている.しかし,MAEの知覚閾値に関する既往研究の多くは1960~1980年代に行われたものであり,実験環境やばく露条件が異なるため,閾値の直接比較は容易ではない.
本研究では,2450 MHz帯の高周波パルス電磁界ばく露システムを構築し,防音シールド室内で電磁的・音響的に制御された条件下においてMAEの知覚閾値を評価した.本システムはピーク電力,パルス幅,パルス繰返し周波数を制御可能であり,ばく露量はICNIRP 2020ガイドラインの基本制限値を十分下回る条件に設定した.
実験の結果,複数の被験者でMAEの知覚を確認し,得られた知覚閾値は過去の報告値と概ね同一オーダーであった.また,単発パルスおよび繰返しパルスを含む複数の刺激について,同一のばく露システム,同一の実験環境の下で閾値を評価した.これにより,従来は異なる条件下で報告されていたMAEの知覚閾値を統一的に比較・評価するための実験基盤を構築した.
本研究では,2450 MHz帯の高周波パルス電磁界ばく露システムを構築し,防音シールド室内で電磁的・音響的に制御された条件下においてMAEの知覚閾値を評価した.本システムはピーク電力,パルス幅,パルス繰返し周波数を制御可能であり,ばく露量はICNIRP 2020ガイドラインの基本制限値を十分下回る条件に設定した.
実験の結果,複数の被験者でMAEの知覚を確認し,得られた知覚閾値は過去の報告値と概ね同一オーダーであった.また,単発パルスおよび繰返しパルスを含む複数の刺激について,同一のばく露システム,同一の実験環境の下で閾値を評価した.これにより,従来は異なる条件下で報告されていたMAEの知覚閾値を統一的に比較・評価するための実験基盤を構築した.
