講演情報

[B-4-33]EMC評価縮小解析モデルによる鉄道車両の接地方式とノイズ伝搬特性の定量評価

〇福増 圭輔1、明関 蓮1、吉田 征弘1、豊田 啓孝1 (1. 岡山大学)

キーワード:

鉄道車両、EMC、EMC評価縮小車両モデル、接地方式、スケーリング則

鉄道車両には制御・通信など多様な電子機器が搭載されており,安定動作には高い電磁ノイズ耐性が求められる.実車評価はコスト・安全面の制約から実施機会が限られ,解析モデルの妥当性検証にも課題がある.そこで我々はスケーリング則に基づき実車を縮小スケールで模擬するEMC評価縮小車両モデルを提案し,縮小物理模型と縮小解析モデルの相互比較により妥当性確認を行った.本稿では,妥当性を確認した縮小解析モデルを用い,開閉時に数MHzのサージノイズを発生するVCBをノイズ源と想定し,車体接地方式と独立リターン接地方式の違いがVCB接続部から車内弱電系へのノイズ伝搬特性に及ぼす影響を定量的に評価した.実車換算で0.9 MHz以下において独立リターン接地方式のノイズ伝搬量が車体接地方式より20 dB以上低く,独立リターン接地方式がノイズ対策上有利と考えられる.