講演情報

[B-4-40]磁界結合プローブと機械学習による非接触広帯域インピーダンス推定

〇神野 崇馬1 (1. 大阪工業大学)

キーワード:

インピーダンス推定、磁界結合プローブ、機械学習

誘導結合(磁界結合)プローブによるインピーダンス計測は,配線を切らずに被測定物のインピーダンスを推定でき,EMC分野で広く用いられる。従来法は測定のたびに参照標準でプローブを較正し行列反転で復元するが,悪条件な逆問題であり,精度が標準の選び方に強く依存し高周波でも劣化する。本研究では,この逆問題を周波数点ごとの教師あり回帰へ再定式化する。受動素子の組合せスイッチングで多数の既知インピーダンスを自動生成するプログラマブル基板を用いて較正データを大量に取得し,プローブのSパラメータと周波数からインピーダンスを推定する多層パーセプトロン(MLP)を学習する。4基板・計1020パターンを9kHz〜100MHzで取得し,リークの無い評価を行った結果,提案手法は広帯域で正解(VNA実測)に追従し,従来の2標準ABCD較正より安定して高精度であった。測定のたびの物理標準較正を事前の一括学習に置き換える点に特徴がある。