講演情報
[B-5A-48]低速移動UE選択型基地局間連携MU-MIMOキャンセラの検討
◎前田 稜平1、藤井 隆史1 (1. ソフトバンク株式会社)
キーワード:
移動通信、MU-MIMO、TDD、SRS、ネットワーク連携
全てのセルで同一周波数を繰り返し再利用するセルラシステムでは,特にセル境界付近において隣接セル干渉により通信品質が劣化する.筆者らはこの課題に対する干渉抑圧技術として,隣接する基地局が連携してセル間干渉を抑圧する基地局間連携MU-MIMOキャンセラを提案している.4G / 5Gでは他セルUEのチャネル推定のためのSRS(Sounding Reference Signal)が規定されているが,SRSは通常数十ミリ秒周期で送信されるため,高速移動UEのチャネル変動に追従できず,干渉抑圧性能が劣化する.本稿では,UE速度に基づいて低速UEと高速UEを異なるリソースに割り当て,低速UEに対してのみ基地局間連携MU-MIMOキャンセラを適用する方式を提案する.またSRS取得時刻からデータ送信時刻までのチャネル変動の影響を軽減するため,低速UEに対しては既知のチャネル相関に基づくWiener予測を併用する.これにより低速UEに対しては同等の干渉抑圧効果を与えつつ,高速UEの過度な通信品質の劣化を抑制する.
