講演情報

[B-5B-10]データ拡張を用いたISTA-Netによる少量データCS-SAR画像再構成

◎柴田 奨真1、浩樹 森1、亮太 関谷1 (1. 株式会社東芝)

キーワード:

合成開口レーダ、圧縮センシング、深層展開、ミリ波レーダ

電波を用いたレーダ技術は,雲・雨・煙などの気象条件や昼夜の影響を受けずに観測が可能であり,全天候・昼夜対応の遠隔探査技術として,地球観測,防衛,災害監視,自動運転支援など幅広い分野で活用されている.その中でも,合成開口レーダ(synthetic aperture radar: SAR)は,センサの移動により仮想的に大型の開口を合成することで,高分解能なレーダイメージングを実現する手法として広く利用されている.一方,高分解能なSAR画像を得るためには多数の観測データが必要となり,観測コストや処理量の増大が課題となる.この課題に対し,少数観測から画像を再構成する圧縮センシング(compressed sensing: CS)が有効である.近年では,CSの反復最適化手法であるISTA(iterative shrinkage-thresholding algorithm)を深層ネットワークとして展開したISTA-Netが提案され,高速かつ高精度な再構成が期待されている.しかし,深層学習に基づく手法では十分な教師データが必要であり,SARデータの取得困難性が問題となる.そこで本研究では,観測行列操作に基づくデータ拡張をISTA-Netの学習に導入し,少量データ条件におけるCS-SAR画像再構成性能の向上を示す.