講演情報
[B-5B-24]閾値利用送信型2-デバイスBSIC-SAのスループット解析
◎尾崎 稜1、福井 大貴1、高橋 侑平1、木村 共孝1、程 俊1 (1. 同志社大)
キーワード:
ランダムアクセス、Slotted ALOHA、逐次干渉除去、レイリーフェージング
Slotted ALOHA (SA) にバッファを用いたSIC (successive interference cancellation) を適用したBSIC-SAは,スロット内およびスロット間のSICを利用して高いスループットを実現する.しかし,BSIC-SAに関する従来の研究では,フェージング環境において低SNR状態のパケット送信が行われる可能性がある.これらのパケットはアクセスポイント (AP) で復号される可能性が低く,他デバイスへの不要な干渉を生じさせる.そこで本稿では,瞬時受信SNRに基づく閾値利用 (TA: threshold-aided) 送信をBSIC-SAに導入したBSIC-TA-SAを提案する.2-デバイスで構成されるシステムについて,状態遷移をマルコフ過程としてモデル化することで,平均スループットを導出する.さらに送信確率を最適化することによって,スループットを最大化する.解析およびシミュレーション結果より,提案方式は不要な低SNR送信を抑制しつつ,従来方式を上回る最大スループットを達成することを示す.
