講演情報

[B-6-71]基地局における先発呼破棄事象の回避に向けたETWS配信制御方式の検討

〇大河原 幸哉1、道脇 右京1、藤原 侑斗1 (1. NTTドコモ)

キーワード:

ETWS、CBC、CBS、PWS

CBS(Cell Broadcast Service)は緊急速報メールの配信に利用される通信方式であり、3GPP標準仕様では基地局が配信処理中に新たな配信要求を受信した場合、配信中のメッセージを中断し後続メッセージを優先する動作が規定されている。この仕様は後続メッセージがより新しい情報であることを前提としているが、日本では緊急地震速報や津波警報に加え、自治体による災害・避難情報にもCBSが利用されている。そのため、異なる配信主体から複数の緊急速報メールが短時間に同一基地局へ到達した場合、緊急度の高い先発呼が破棄され利用者へ情報が到達しない可能性がある。従来はCBC(Cell Broadcast Center)において配信間隔を調整することで対処してきたが、高優先度メッセージが後発呼として到達した場合にも配信遅延が発生し、即時性の観点で課題があった。本稿では、配信要求を緊急地震速報、津波警報、災害・避難情報の3種類に分類し、それぞれの優先度に基づいて後発呼バッファリング、先発呼の追いかけ再送、および後発呼破棄を適用するETWS配信制御方式を提案する。提案方式により、重要度の高い緊急情報の到達性と即時性の両立を図る。