講演情報

[B-6-84]デジタルツインとしてのデータベース同期における効率化手法

〇吉野 ゆり子1、中務 諭士1 (1. NTT株式会社)

キーワード:

グラフデータベース、同期、デジタルツイン

本稿はAPN(All‑Photonics Network)におけるデジタルツイン実現のためのリレーショナルデータベース(RDB)とグラフデータベース(GDB)の同期処理の効率化手法を提案するものである.現行のAPNではネットワーク情報を管理する目的でRDBを利用しているが,RDBはデータ間の関係性を検索する際に処理負荷が大きくなりやすく,デジタルツインとして設計・解析を行う用途には適していない.そのためRDBの持つ情報を同期したGDBを用いてデジタルツインを実現する方針を取っている.また,GDBは用途ごとに適したグラフを設計することが肝要であるが,利用されない,あるいは利用頻度の低いグラフが持つデータも同期するとコンピュータリソースが過剰に消費されるという課題がある. そこで本研究では,機能ごとのアクセス状況と機能間の関連性に着目し,同期のオン/オフを動的に制御する手法を提案する.具体的には,(1)機能の起動・停止に応じた同期制御,(2)一定時間アクセスがない場合の同期停止,(3)機能間の関連度に基づく同期再開の制御を組み合わせる. 評価の結果,提案手法により不要な同期が抑制され,同期処理時間の増加を抑えられることを確認した.