講演情報

[B-7-01]共生効果を考慮したアテンションダイナミクスモデルに基づく情報発信者の共存条件解析

◎△酒井 洸輝1、平倉 直樹1、大山 英明1 (1. 富山県立大学)

キーワード:

アテンションダイナミクス、ソーシャルメディア、ロトカ・ヴォルテラ競争方程式

SNSの普及に伴い,個人が情報を発信することが可能となった.
一方で,プラットフォーム上の情報量は爆発的に増加し,利用者の注目の総量は限られているため,注目は既に影響力を持つ一部の発信者に集中する傾向にある.
その結果,新規参入者が注目を獲得し,それを定着させることは容易ではない.
本研究では,このような状況を分析するためにアテンションダイナミクスモデルを共生効果について考慮可能な形に拡張し,発信者の共存条件を分析する.
先行研究では,環境収容力が定数として扱われており,類似度に依存する共存構造を分析することができなかった.
そこで,環境収容力を競争相手との類似度に応じて変化する変数へと拡張することで,既存発信者の集めた注目が新規参入者の注目獲得にも寄与する効果をモデルに取り込み,拡張した.
新たなモデルでは発信内容が近すぎても遠すぎても注目が伸び悩む特性を持つ.
本モデルを用いた分析の結果,類似度や注目の相利共生係数が共存可能性に影響を与えることが分かった.