講演情報

[B-7-06]ネットワーク直径の異なる MANET における自律分散スペクトルクラスタリングの生成クラスタ数比較

〇畑中 悠1、中嶋 一貴1、高野 知佐2、会田 雅樹1 (1. 都立大、2. 広島市大)

キーワード:

MANET、自律分散クラスタリング、スペクトルクラスタリング

MANETにおけるスケーラブルな経路制御を実現するには,ノードのクラスタ構造に基づく階層型経路制御が効果的である.そのクラスタ形成手法である自律分散スペクトルクラスタリングに関して,先行研究では動的環境への適用を目的として,少ないイテレーション回数での運用可能性が示された.しかし,評価がネットワーク直径の比較的小さい環境に限定されており,実質的な大域的情報交換の影響を排除しきれていなかった.そこで本稿では,面積が同一でアスペクト比の異なる2種類の領域にノードを配置することでネットワーク直径を変化させ,生成されるクラスタ数を評価した.シミュレーションの結果,ネットワーク直径を拡大した場合においてもイテレーション回数10回における生成クラスタ数およびそのばらつきは同等の傾向を示すことが確認された.これにより,本手法は少ないイテレーション回数であっても大域的な情報交換に強く依存することなく,安定してクラスタ構造を形成できることが示唆された.