講演情報
[B-7-27]ネットワーク帯域制約下における Carbon-Awareジョブスケジューリング
〇寺本 和香1、中村 周吾1、佐野 崇1、本多 泰理1 (1. 東洋大学)
キーワード:
カーボン・アウェア・コンピューティング、0-1 整数計画問題
再生可能エネルギーの急速な普及により,電力グリッドの炭素強度(Carbon Intensity: CI)は地域・時間帯によって大きく変動するようになっている.データセンターの電力消費量が増加の一途をたどる中,この炭素強度の時空間的変動を積極的に活用し,計算ジョブの実行を制御するCarbon-Aware Computingが注目を集めている. 既存研究においては,実行拠点の選択や開始時刻の最適化を個別に扱うアプローチが主流であり,ネットワーク上の通信経路を含めた統合的な最適化は十分に検討されてこなかった.本研究では,この課題に対処するため,炭素排出量の最小化を目標に、ネットワーク帯域制約下における計算ジョブを対象として,実行拠点・通信経路・開始時刻の三要素を同時に最適化するCarbon-Awareジョブスケジューリング問題を新たに定式化する. 具体的には,ジョブk を拠点i,経路p,時刻τ に割り当てるかを表す0-1配置変数 y(k,i,p,τ) を導入し,各時刻における炭素強度の累積値と各拠点・リンクの消費電力に基づいてCO2排出量を定式化する.目的関数はシステム全体の総CO2排出量の最小化とし,帯域制約・拠点容量制約・デッドライン制約を考慮した0-1整数計画問題として定式化する.
