講演情報

[BCS-1-08]マルチモーダルISACにおけるセンシング品質とリソース割当問題の数理モデル化

〇中島 正矩1、西尾 理志1、ベニス メディ2 (1. 東京科学大学、2. オウル大学)

キーワード:

マルチモーダルISAC、リソース割当、センシング品質、チャネル状態情報

無線カメラ等の無線センサ端末を用いたセンシングでは,観測情報の収集に無線通信リソースを消費するため,データ通信端末とのリソース競合が発生する.本研究では,通信信号を用いるISACを統合したマルチモーダルISACにおいて,センサ以外の通信端末に割り当てた無線リソースから得られるチャネル状態情報(CSI)もセンシングに寄与する点に着目し,リソース割当問題を新たに定式化する.具体的には,センシング品質を制約としつつ,通信容量を最大化する割当問題を構成した.その上で,割当てリソースに合わせて圧縮されたセンサ特徴量と,割当リソースに依存して得られるCSI観測の双方について,ガウス近似下の条件付き相互情報量に基づくセンシング品質として,具体的な数理モデルで表現した.さらに,姿勢推定タスクでの実験により,この数理モデルの妥当性を検証した.その結果,RGB解像度およびCSIサブキャリア数はいずれも推定誤差の低減に寄与することが確認された.同時に,提案したセンシング品質の予測モデルは推定誤差と強い相関を示した.これにより,マルチモーダルISACにおけるリソース割当とタスク性能の関係を評価する上で,提案モデルが有用であることが示された.