講演情報
[BI-5-03]科研費データからみる研究分野の構造と自己評価:学際性・開放性・進捗報告の定量分析
〇吉田 光男1 (1. 筑波大)
キーワード:
科研費、サイエンス・オブ・サイエンス、計算社会科学
科研費データは、研究課題、研究分野、研究組織、報告書、研究業績などを横断的に含む大規模な研究活動データである。本講演では、このデータを用いて、研究分野の特徴を二つの側面から定量的に捉える試みを紹介する。第一に、研究代表者の分野移動や研究組織の構成に着目し、各分野がどの程度外部分野の研究者を受け入れているか、また研究チームがどの程度学際的に構成されているかを分析する。第二に、実施状況報告書に含まれる「現在までの達成度」に着目し、研究分野ごとに自己評価の傾向が異なるのか、またその傾向が年度や研究種目、業績数、研究費規模などを考慮しても残るのかを検討する。これらを通じて、研究分野の開放性・学際性と、研究者による進捗自己評価を接続し、科研費データから研究分野の構造的特徴を把握する方法と課題を議論する。
