講演情報

[BI-6-04]非地上系ネットワーク(NTN)の最新動向

〇粟野 穰太1 (1. 宇宙航空研究開発機構)

キーワード:

非地上系ネットワーク、電波通信、光通信

近年,光ファイバ網の整備が進み,地上ネットワークの高速化・大容量化が世界的に進展している.一方で,海上や山岳地帯などのへき地,災害時の通信確保,さらには航空機や船舶等の移動体通信に対する需要も高まっており,地上ネットワークのみではカバーできない非地上系ネットワーク(Non-Terrestrial Network: NTN)の重要性が増している.
 NTN を構成するプラットフォームも多様化しており,従来の静止軌道(GEO)衛星に加え,低軌道(LEO)衛星コンステレーション,中軌道(MEO)衛星,高高度プラットフォーム(HAPS),さらには月軌道を含むシスルナ空間までを対象としたマルチオービットネットワークの構築が進められている.また,従来の衛星通信では電波(RF)通信が中心であったが,近年の観測データや通信トラフィックの急増に伴い,より大容量な伝送を実現する手段として光通信への期待が高まっている.
 本講演では,近年のNTN 構築に関する国内外の動向について概説するとともに,電波通信および光通信の両面から,将来の宇宙ネットワークの発展方向について紹介する.