講演情報
[BPO-1-09]不正サイトへのアクセス制御実現のための偽ショッピングサイトの特徴分析
◎△橋本 昂季1、吉井 優輝1、水野 修1 (1. 工学院大学)
キーワード:
ゼロトラストネットワーク、不正サイト検知、アクセス制御
本研究は、検索結果から偽Webサイトへ誘導するWeb媒介攻撃の被害が多数報告されている状況を背景に、アクセス先サイトの特徴やユーザ行動から偽サイトへのアクセスを制御する方式の実現を目的としている。特に偽ショッピングサイトに着目し、その特徴と検出自動化の可能性を調査した。 提案システムはゼロトラストネットワーク(ZTN)を応用したもので、偽ショッピングサイトのデータをもとに、不正なサイトへのアクセスは拒否し、疑わしいサイトにはアクセス制限や再認証を行う。システムはDatabase Component、Command Component、Trust Engine Componentから構成され、アクセス情報を取得・格納し、前回アクセス情報からトラストスコアを計算して制御を行う。 データ収集では、偽ショッピングサイトのTLDがインドの踏み台サイトが最多との既報を参考に、Googleで"site:.in あ"を検索してHTMLソースを収集した。ファビコンについては検索結果から20個の偽ショッピングサイトのデータを取得し、Webサイトのソースについては、そのうち1つが消滅していたため19個のheadタグ部分を取得した。 結果分析では二つの特徴が示された。ファビコンには特定企業の画像が使われる傾向があり、最多はホームセンターK社のロゴ、次いでインドのお菓子メーカA社のロゴであった。ファビコン画像は同一の文字列で直接埋め込まれているため、画像認識を使わず文字列検索で識別可能と考えられる。headソースでは、商品説明本体に使われるキーワードが含まれ、「〜様」呼称、「ハンドメイド」、「商品の説明」などが見られ、HTMLの構造と文字列解析から抽出可能と考えられる。 今後は、これらの特徴から偽サイトの判定可能性や他の特徴との組合せを検討し、アクセス制御方式を具体化する予定である。
