講演情報

[BPO-1-11]高信頼・低遅延V2N遠隔監視のためのマルチバンド検証基盤の構築

◎△武田 爽太郎1、中里 仁1、長谷川 幹雄1、三上 学2 (1. 東京理科大学、2. ソフトバンク株式会社)

キーワード:

V2N通信、マルチバンド通信、ハンドオーバー制御、自動運転、高信頼通信

高速道路におけるレベル4以上の自動運転の実現には,遠隔監視のための高信頼なV2N (Vehicle-to-Network) 通信が不可欠である.しかし,100 km/h程度の高速移動環境下では,周辺を走行する大型車による電波遮蔽が通信品質を著しく低下させ,安全上の大きな課題となる.本稿では,回折特性に優れる700 MHz帯と帯域幅の広い1.7 GHz帯を動的に切り替えて併用するマルチバンドHybrid方式を提案し,その有効性を評価するための検証基盤を構築した.SUMOおよびPythonを用いたシミュレーションにおいて,3GPP TR 38.901準拠の伝搬モデルおよびEvent A3に基づくハンドオーバー制御を実装し評価を行った結果,提案方式は単一バンド運用と比較して平均SINRを約3.5 dB向上させ,通信断絶率(SINR 0 dB以下)を約1/3である2.4%まで抑制できることを示した.これにより,大型車遮蔽環境下におけるマルチバンド通信の有効性を立証した.