講演情報
[C-10_C-11-04]充足可能性問題を解くアナログ電子アメーバにおける仮足の伸縮双方向制御
〇長澤 柊1、谷田部 然治1、葛西 誠也1 (1. 北大量集センター)
キーワード:
アナログ計算、粘菌、最適化問題、電子回路
アナログ電子アメーバは,生物粘菌の最適化能力を電子的に創発する計算機であり,組合せ最適化問題の解を効率的に探索することが期待されている.従来の電子アメーバで充足可能性問題(SAT)を解く場合,状態変数を表現する仮足が収縮(1→0)のみ制御可能であることに起因し,1変数を表現するために2つの仮足ユニットをアサインしていた.この冗長表現による回路規模増大を防ぐため,本研究では双方向制御可能な仮足ユニットを設計し,小規模SATの解探索によって機能実証を試みた.SAT解探索のために,仮足ユニットを制御する信号として1から0の遷移を制御するBB信号に加え,0から1の遷移を制御するフィードバック信号を導入した.解探索能力の検証のため,回路シミュレータに4つの仮足ユニットを有するアメーバコアとBB回路を実装した.シミュレーションの結果,各仮足ユニットは初期状態から遷移して解に到達し,今回設計した双方向制御可能な仮足ユニットを有する電子アメーバが解探索可能であることが実証された.
