講演情報

[C-12-19]月-地球間通信向け大規模分散フェーズドアレイにおける移相器の許容位相誤差の一検討

◎△渡部 凌1、絹川 竜史1、山崎 雄大1、黒木 翔一郎2、酒井 啓之1、國弘 和明1、梅林 健太2、坂本 啓1、岡田 健一1 (1. 東京科学大学、2. 東京農工大学)

キーワード:

フェーズドアレイ、長距離無線通信、PVT

アルテミス計画等の月探査に向け,月-地球間のGbps級通信が必要とされている.月-地球間は自由空間伝搬損失が約232 dBに達するため高利得アンテナが不可欠であるが,大口径パラボラや集中配置型フェーズドアレイは月面展開が困難である.そこで本稿では,小型サブアレイを分散配置する大規模分散フェーズドアレイを提案する.高利得を得るには各サブアレイの移相器による位相制御が不可欠であるが,移相器にはプロセス・電圧・温度(PVT)等を要因とする位相誤差が生じる.特に月面の厳しい熱環境下による位相変動は事前キャリブレーションでは補償できない.そこで,リンクバジェット解析とモンテカルロシミュレーションにより,移相器の許容位相誤差を明らかにする.