講演情報

[C-15-15]個人脳モデルを用いたテンソルに基づくSPFD法による階段状誤差低減効果のグループレベル評価

◎△山田 叡慧1、平田 晃正1 (1. 名古屋工業大学)

キーワード:

SPFD法、計算誤差、階段状誤差

ボクセル人体モデルを用いた低周波磁界ばく露解析では,曲面境界の階段状近似に伴う数値誤差(階段状誤差)が課題となる.本研究グループは,組織界面の境界条件を考慮するテンソルに基づく三次元 SPFD 法を提案し,多層球モデルおよび標準的な人体頭部モデルでその有効性を示してきた.本稿では,本手法を MR 画像から構築した 30 体の個人脳モデルに適用し,一様磁界および TMS ばく露下で,灰白質の脳回表面における誘導電界の低減効果をグループレベルで評価した.その結果,全 30 体で従来手法に対する一貫した低減が得られ(99%ile 値で約 3–8 %,最大値で約 11–15 %),低減は高電界裾において顕著であった.以上より,提案手法による階段状誤差の低減効果が個人脳モデルにおいても再現性をもって発現することが示された.