講演情報
[C-2B-20]中空円筒ウィスパリングギャラリーモード共振器を用いた金属面実効導電率の測定法の基礎検討
〇津嵜 陽亮1,2、広川 二郎1、戸村 崇1、小原 崇嗣2 (1. 東京科学大、2. 三菱電機)
キーワード:
ウィスパリングギャラリーモード共振器、実効導電率
近年,中空導波管アンテナの製作手法として,樹脂めっきや金属3Dプリンタなどが提案されている.その設計には金属面の実効導電率の把握が重要であるが,従来の共振器法は,広帯域特性の取得や,高精度化に課題がある.そこで本検討では,50 GHz以上をターゲットとし,従来誘電体基板向けに提案されてきたウィスパリングギャラリーモード(WGM)共振法を金属板試料へ応用し,中空円筒WGM共振器による実効導電率測定の基礎検討した.検討はFEM解析を用い,直径80 mm,高さ1.5 mmの円筒を仮定,TMm, 1, 0モードを対象とし,Q値の導電率依存性を調べた.結果,円筒内壁の近傍に電界が集中する各m次のWGMについて,明瞭な共振ピークが得られた.WGMの固有値解析結果とS21から計算したQ値とは概ね一致し,本提案手法により各周波数の実効導電率が計測できる可能性を確認した.今後は実測に向けて,弱結合で給電可能なポート構造の検討を進める.
