講演情報

[N-2-06]総学習画像数固定条件における学習ID数と1IDあたり画像数の組み合わせが顔照合性能に与える影響

◎△上薗 黎緒1、代 美月1、神野 健哉1 (1. 東京都市大学)

キーワード:

顔照合

顔照合では,学習時に用いていない未知人物に対するopen-set性能が実運用上重要である.本研究では,総学習画像数を20万枚に固定し,学習ID数と1IDあたり画像数の組み合わせがopen-set顔照合性能に与える影響を調べた.データセットにはGlint360Kを用い,IResNet-50をバックボーンとしたArcFaceにより学習を行った.学習ID数は500,1000,2000,3000,4000,5000IDとし,各条件で総学習画像数が同程度となるよう1IDあたり画像数を調整した.評価では,コサイン類似度に基づく同一人物・異人物ペアの判定を行い,closed-set側で決定した閾値をclosed-setおよびopen-set評価に適用してF1を算出した.その結果,1IDあたり画像数を減らし学習ID数を増やすことでopen-set F1が向上する傾向を確認した.open-set F1は500ID条件の約0.73から3000ID条件で約0.93,5000ID条件で約0.96となった.この結果から,未知人物を対象とする顔照合では,総学習画像数だけでなく,学習ID数と1IDあたり画像数を考慮したデータ設計が重要であることが示唆された.