日本放射化学会第70回討論会(2026)

セッション概要

 

セッション

(A)核化学

  • コンビーナー:浅井雅人(代表、JAEA)、羽場宏光(理研)、豊嶋厚史(大阪大)

核化学セッションでは、放射性同位体や原子核の壊変、核反応を用いて行われる化学、物理、その他の関連分野の研究発表を募集する。具体的には、放射性元素(特に重・超重元素)の化学、放射性同位体を用いた化学や物理、放射性同位体の製造とその応用、原子核構造、核反応、核分裂、壊変、放射線計測、新技術の開発など。

招待講演者と講演題目:


(B)原子核プローブ

  • コンビーナー:佐藤渉(金沢大学)

原子核プローブの科学は,放射性核種や放射線と物質との相互作用を通じて物質の性質をミクロな視点から解き明かす研究分野です。本セッションでは,メスバウアー分光法,γ線摂動角相関法,陽電子消滅分光法,μSR法,β-NMR法などを用いた機能性材料(エネルギー材料,磁性体,半導体,高分子,ソフトマテリアル,生体材料など)の物性研究や各種核分光法の開発などに関する研究発表を募集します。

招待講演者と講演題目:


(C)環境放射能

  • コンビーナー:小池裕也(明治大学)

環境中の放射性核種の動態解明やそのための手法開発に関わるあらゆる研究を公募する。この動態解明には、放射能分析、同位体比分析、化学種分析などが必須であり、特に超微量元素を扱うという意味で、この分野は関連する地球化学や環境化学よりさらに高度な研究を展開しているともいえる。また、放射性核種の動態解明は、放射性廃棄物の地層処分や廃炉など人類の安全安心に関わるだけでなく、環境中の放射性核種のトレーサー利用の確立は幅広い分野に波及効果を持つ。さらにその動態解明に必須な化学素過程の解明には、放射性核種の物理化学的な性質の解明が必須であり、周期表のフロンティアに存在するこれら元素の無機化学をリードする分野であるともいえる。

招待講演者と講演題目:


(D)放射化分析及び放射性核種の分析化学

  • コンビーナー:三浦勉(AIST)

安定元素・放射性核種の分布や存在量を正しく把握し、評価するために精確な分析法が必要である。本セッションでは、原子炉・加速器を利用する放射化分析、即発γ線分析法、放射性核種の分離、予備濃縮、高感度測定法、迅速測定法、標準物質の調製や分析、ならびに核鑑識を含む元素組成や同位体組成、生成・精製過程の解析など、放射化分析および放射性核種の分析化学に関する基礎・応用に係る研究発表を広く募集する。

招待講演者と講演題目:
  
(E)原子力・アクチノイド化学及び関連分野

  • コンビーナー:渡邉雅之(東北大)

本セッションでは核燃料の製造や再処理、放射性廃棄物の処理・処分、さらには福島第一原発廃止措置関連といった原子力に係わる放射化学研究の発表を募集する。また、原子力の化学分野を支える重要な基盤学問であるアクチノイドの化学も対象とし、基礎から応用研究についての発表を広く募集する。更に、トリチウムや核融合に関係する研究についても発表を募集する。

招待講演者と講演題目:

 
(F)核医学・生物関連放射化学

  • コンビーナー:石岡典子(代表、QST)、菊永英寿(東北大)、塚田和明(東北大)

放射性核種および放射線を活用した医学・生命科学・農学分野などのライフサイエンスに関わる研究発表を募集する。核医学分野では,診断・治療に資する放射性医薬品の設計・標識化学,体内動態解析,分子イメージング,セラノスティクスなどを対象とする。生体機能の可視化・定量化など生命現象の解明に関する基礎研究,ならびに植物体内での元素動態や植物RIイメージングなど農学・植物科学分野の研究も含む。

招待講演者: 


(G)教育関連

  • コンビーナー:大浦泰嗣(都立大)、末木啓介(筑波大)、藥袋佳孝 (武蔵大)

広く学校教育や大学教育課程における放射能や放射線教育に関する研究やプログラム開発、教材開発、実績実例報告など、また、放射能・放射線に関する教育人材や研究人材育成、一般市民等を対象としたアウトリーチ活動や社会教育、そのためのプログラム開発などの研究成果や報告を、広く学会内外から募集します。

招待講演者と講演題目:


(H)その他(境界分野への放射化学の新展開など)

  • コンビーナー:佐藤志彦(JAEA)、鈴木達也(長岡技大)

公募概要:上記カテゴリーに含まれないあらゆる研究発表をこちらで募集いたします。
 

ポスターセッション

 ・発表募集は、口頭発表と同じ分野で行います。
 ・ポスターサイズは、900 mm(横)×1800 mm(縦)以内です

 

受賞講演

日本放射化学会受賞講演

木村賞

永目 諭一郎

(日本原子力研究開発機構)

日本における超重元素化学の創成と核化学人材育成への貢献
奨励賞

蓬田 匠

(日本原子力研究開発機構)

先端XAFS分析などによる放射性核種の化学種解明に関する研究
 

重河 優大

(筑波大学)

超低エネルギー励起核トリウム229mの核壊変特性の研究
 

本多 真紀

(日本原子力研究開発機構)

加速器質量分析法を用いた難測定人工放射性核種の環境動態及び分析法の高度化に関する研究
9月29日(火)A会場